住宅金融公庫が「18年度住宅ローンに関する顧客アンケート調査」を発表しました。
ゼロ金利解除の後、住宅ローン利用者や利用予定者にとっては、特に金利の動きが気
になるところですが、
その意識調査結果のポイントは以下のような点です。 |
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■ローン利用者の86.5%が、今後1年間で、住宅ローン金利は上昇と見込む |
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ローン利用者の多くが今後金利は上昇すると予測していますが、上昇の中でも、
・今後1年間は急激な上昇が9.4%
・今後1年間は徐々に上昇が77.1%
を占めています。
ただし、あまり変わらないという回答は7%から1割程度となっています。 |
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■ローン利用予定者にとって、ローン返済で心配なのは…? |
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・教育費や介護などの出費による返済への影響が37.3%
・金利変動に伴う返済額の増減が27.6%
なお、既に変動金利や固定金利選択型の住宅ローンを利用している人にとっては、45.4%が、
「返済中の金利変動に伴う返済額の増減」を懸念しています。 |
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■金利変動リスクへの対処法は…? |
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・変動金利と固定金利の併用をあげている人が26.0%
・ただし、返済が気になるほどの金利上昇はないだろうという見方も21.0% |
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■返済が増えたときの対処法は…? |
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・一部繰上げ返済が42.5%
・借換えが29.3% |
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■消費者が住宅ローン選びで求めるサービスは…? |
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・返済シミュレーションが76.8%
・家計診断と資金計画相談が40.3%
なお、これらについては、有料のサービスとして5千円以下を望むのが61.6%。
1万円以下が20.6%となっています。 |
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このように生活者にとって住宅ローンと金利の動きは非常に大きな影響がありますね。 |