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■成長率の予測 |
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名目成長率は、2005年度の1.6%から徐々に上昇し、2006年度に2%台になり、2009年度には3%台、そして2011年度には3.2%へ。 |
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実質成長率は、2005年度の2.7%だが、2006年度以降は2%弱を推移し、2011年度は1.7%。 |
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名目成長率と実質成長率の差は、物価の影響ですが、その指標に「GDPデフレーター」があげられています。これは、国民所得統計(GDP統計)の一部で、消費者、企業、政府などが購入している商品やサービスの価格の平均的な数値です。一方、よく言われる消費者物価指数」(CPI)は、
日々の生活で購入している商品やサービスの価格の平均的な水準を捉えたものなので、「GDPデフレーター」のほうが幅広い範囲をさしています。この名目よりも実質成長率伸び率が低いということは、それだけ物価が上昇することを意味しているのです。 |
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■長期金利 |
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名目長期金利は、2005年度が1.4%なのに対し、2006年に1.7%、2007年に2.4%、そして2009年には3.3%になり、2011年には3.9%にアップする見通し。 |
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この金利上昇は、6年間で2.5%もの幅になる予測で、従来からすると大きな上昇とみなすことができるでしょう。 |
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国債の利払いが負担増となるのは、財政にはマイナス要因。 |
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また、生活者にとっても預金金利アップ以上に住宅ローンの金利がアップすると、痛手を受ける可能性もあります。 |